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  前述のような、子どもたちの衣生活におけるモラルの低下には、彼らの衣食住全般の乱れが関係しているものと思い、2006年から約2年間かけて、規範意識に関するアンケート調査を実施した。



 大人からの回答であるアンケート「A」は、問1で子どもとの続柄を聞き、問2では回答者の年齢を、問3で子どもの学年と性別を書いてもらったあと、問4で子どものしつけについて質問した。 当てはまると思う選択肢の全てに○をつけてもらう方式であるが、食事のときの作法はしっかりとしつけたい」にのみマルをつけた人が55人(45%)、食事のときの作法以外、おしゃれについてもしっかりとしつけたい」を選んだ人が38人(31%)だった。



 残念ながら、大人からの回答のうち70人(57.3%)は父親からの物で、母親からの回答はわずかに12人(9.8%)にすぎず、父親と母親がそれぞれ、子どもの規範意識についてどう思っているのかを分析して比較することは出来なかったが、ひざよりも長いズボンをはいてシャツを出すことを好み、自分専用の個室を希望する子どもの多くは食事の時の挨拶を省略していることがわかった。 そして、その子の親もまた、シャツ出しダボダボのハーフパンツなどは 「どうでもいい」 と考えていることを確認出来たのである。

 このように、しつけを重視しない大人が増えたこともまた、子どもの規範意識低下に拍車をかけているようである。(つづく)




付記・・ むしろ私のようなオジサンたちが、ひざよりも短いダボダボ短パン姿+サンダルで街中を歩くことも珍しくなくなったというのに、東京地方ではこの30度を超す真夏日に、男児はひざが隠れるような暑苦しい、まるで長ズボンのようなスネ丈のハーフパンツをはく子どもばかりである。中学生以上の男は長ズボンで、小学6年生以下が股下わずか数センチの半ズボンであった、昭和の終わり頃と正反対と言ってもよい不思議な現象でもある。半ズボン少年は何処へ消えたか。皆さんのご意見も是非お聞きしたい。


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