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 レイル・マガジン誌に2011年ごろ寄稿した拙イラスト等もアップして、本日、連続15回シリーズの最終回。

なお、初回から

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 令和元年ラグビー祭典や東京五輪(予定)も近い。トータルファッションとして短い半ズボンを教師や保護者が協力しつつデザインすることもあっていい時。今なお清楚、かつ、正しい装いの女子セーラー服学生を横目に、少年たちは機能的と思えない長いズボンの子ばかり・・。
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 冬の薄着や短い半ズボンは、昔から医学的にも評価されていた。寒い季節に乾布摩擦を取り入れる教師が普通にいて、体育の授業以外であっても長ズボンをはくと怒られたほど。病気で欠席する子や朝礼で倒れる者が極めて少なくなるという長所も確認されていただけに、小学生男児の半ズボン衰退は由々しき事態、かつ、残念である。
 
 前掲書「子どもの衣食住」の中に、次のような一節がある。「子ども服を見れば、その国の文化がわかるといわれている。子どもの気持ちは十分受け止めながら、その年齢にしかできない良服教育に広い視野から取り組むことが望まれる」
この文章から考えてみるならば、今では、ひざが隠れるような長いハーフパンツしか売られておらず、真夏日でも、小学生はおろか幼児までがシャツ出しハーフパンツ姿になっているのは問題である。明らかにこの国の文化レベルも低下してきている証拠だ。
下着が見えて困るならば股下を5センチ程度伸ばすだけでよい。
 
教師は、子どもの防衛体力や抵抗力について復習し、冬場の薄着が子どもたちに好ましい点を保護者に教える。ハイソックスや通学帽なども含めて、トータルファッションとして半ズボン開発につなげていただきたい。短い半ズボンに合わせ、シャツと同じ色のハイソックスを身につけるとラグビー少年のようにきりりとしたスポーテイな装いとなる。
 
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 宗教が、混とんとしてきたのも半ズボン衰退に影響したとNo14にて先述したが、最後に、宗教的教育についての視点も含めこの論文を終えたい。普段から大人たちが素晴らしい芸術や自然にふれたり、教養を高めることを美徳と考えるべきだろう。念仏を信じているのに神社仏閣にも参拝するというような、あいまいな信仰心は捨てて、正しい宗教感をもつことも大切である。子どもたちのモラル低下に歯止めをかけるためには、今こそ、公立学校でも宗教教育を行ってみたらよい。小原國芳は全人教育の中でつぎのように言っているからだ。
「公立学校では宗教教育は出来ないと、よく申します。とんでもないことです。宗教的薫化(くんか)はいくらでも、どこででも出来ます。音楽で美術で、演劇で、文学で、歴史で・・・・」

教師が、真善美に基づく良服教育を遂行すること
ともに、自らの信条を堂々と述べ、宗教的信念を持って
子どもたちに、接してゆくべき時代が来ていると言えよう。(おわり)


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